2012年10月13日土曜日

研究費申請書の書き方の上達法その3

作家・評論家の丸谷才一さんが亡くなって大変残念です。ご冥福をお祈りします。

世間は(というか日本の研究界は)、今は科研費応募のシーズンです。よい文章をいかに書くかということで言えば、私がこれまでの限られた読書生活で読んだ日本語の評論の文章で上手いなと思ったのは、吉田秀和、丸谷才一、本多勝一の三氏ですね(吉田氏も今年5月に亡くなられました)。どの方も平易な日本語で、明快な文章を書いています。

おそらく、論文や申請書の書き方の極意も、これに尽きるんじゃないでしょうか。文字は大きく読みやすく(11ポイント?)、文章は平易に要点を絞って、かつ論旨は明快で内容は面白い(ちょっとしたストーリー性がある)。そういうのがいいんじゃないでしょうか。難しい言葉を使って立派そうに書いたり、小さな字でたくさんの情報を詰め込むように書くのはあまりおすすめできません。書くときは肩の力を抜いて書きましょう。

申請書をあれこれ実際に書いていると、新しいアイデアに導かれることがあって面白いですね。言葉ってやっぱり思考の道具だなと。数学や物理で、数式の変形によって新たな関係性に気づくようなものかもしれません。

それから、これはテクニカルなことですが、知らず知らず用紙の枠ズレやフォントの不一致などが起こると厄介なので、 私は科研費の申請書だけはWindowsで書いています(正確にはMacのBootCamp上で動くWindowsですが)。

0 件のコメント:

コメントを投稿